2019年

1月2日(水)



tuzi
己亥



1月3日(木)

「己亥元旦」

明けましておめでとうございます

年が明けましたので、昨年の話しになってしまいますが、
昨年暮れに、近くに住む親戚の叔母さん(かなり年上のいとこの奥さん)から一本の電話が。
ほんとに近くに住んでますので、「(何事?)」と思って受け取ると、
「tuziちゃん、元旦は何か用事ある?」と訊ねられた。
やはり「(何事?)」と思ったが、「初売りに行くくらいですかね」と答えた。
元旦に配られる干支の置物を楽しみにしていて、悪天候でも必ず行って集めているのだ。
かなりちっちゃいのだが、ちっちゃいだけに可愛くて、可愛いのを、なぜかトイレに飾って眺めている。
「初売りに行くくらいですかね」と答えたんだけど、私的には欠かすわけにはいかない用事なのだ。
それに、詰め放題も、年に一度の楽しみだ。
プチシリーズを500円で50本ほど詰めたこともあったし、300円で飴やチョコを詰めたことも。
どれもこれもお菓子なんですけどね。
そうそう、お得なお菓子の福袋も毎年買ってるし・・・。
てなわけで、私の「初売りに行くくらいですかね」は限りなく「初売りに行かねばならない」なのです。
でも、それを聞いた奥さんは、ここぞとばかりに本題を切り出した。
「元旦に神社でお札を書いて欲しいのよ」と語った。
すぐ近くの神社は大晦日から元旦にかけてかなりの人出でにぎわう。
そして、祈祷を希望する人たちは本殿に上がっていく。
私はその昔、巫女をしていたので、日曜日の結婚式では巫女舞を舞い、三々九度などのお手伝いをしていた。
だけど厄払いも受験の合格祈願もしたためしがないので、よくわからなかったが、
説明を聞いていいたら元旦のお手伝いはすなわち書道が試される、ってことだった。
奥さんは神社からの私に連絡して欲しいと頼まれたらしかった。
「ムリムリ!(汗)」とお断りした。
今まで毎年書いていらっしゃった方がいるでしょうに。なんで私?
「怪我して入院してるのよ」
「・・・んじゃあ、奥さんが書いてくださいよ」
奥さんだって書の教室に行ってるんだし。
「私は大晦日の夜中まで接待のお手伝いがあるのよ」
でしたら奥さんの娘さん。彼女も書の教室に行ってるんだし。
「だめよ。ここんとこずっと教室にも行ってないし、家でも書いてないし」
それ言ったら、私だって書いてないし。どなたかいるでしょ。
「いないのよ。tuziちゃんしかいないのよ。大丈夫よ」
いや、大丈夫なのはわかってるけど、初売りに行きたいのよ。
だって、お手伝いが9時〜3時頃まで言うんだもん(泣)
「tuziちゃんしかいないのよ。大丈夫よ。せっかく白羽の矢が当たったのよ」
「え〜っ。白羽なのお?」
ごねてごねて、ごねてたんだけど、電話ではごねるのも限界で、結局引き受けることになっちゃった。
今年の干支の可愛いのは諦めるしかないか・・・。


元旦の朝は早起きして餅を食べ、正月なので着物を着て出かけた。
私なんかで務まるのか不安もあったが、引き受けたいじょうは上手く書けるように励むしかない。
筆は持参してきた。
所定の席に落ちついて、受付された封書を見ながら祈祷者の名前をお札に書く。
商売繁盛に会社名を書く場合も。
厄払い希望者も多い。私が思った以上に前厄、後厄を希望する方が多く、本厄祓いより多かったように思う。
商売繁盛はもちろん、家内安全のお祓い希望も家族でみえられる。
中学受験の祈祷もあった。
朝9時頃から午後の2時くらいまでがピーク。
ひっきりなしに祈祷が続く。
混みあった時間帯は、私が数枚書いてからまとめて祈祷が始まるてな具合。
祈祷では、住所と祈祷者の氏名の他に、希望があれば家族全員の名前が神様に告げられる。
住所にいたっては番地まで読み上げられる。
そうすることで神様が迷わずご利益を授けられる、ということなのだろう。
「神様」対「一家族」じゃないだけに、
神殿の中では個人情報もなにもあったもんじゃない。
私は私で、それどころじゃなく、上手く書けたお札と、苦手な文字があったりすると上手くいかなかったり・・・。
今回はピンチヒッターで頼まれただけなので、今年のお札を手にした人は
逆レア物ということで勘弁してくだされ。


翌2日は初売りに出かけました。
まだ詰め放題も残っていて、500円で飲み物(1個60円相当)16個ゲット。
お菓子の福袋2種類もゲット。
店を移してスナック菓子(1個50円相当)の詰め放題500円で27個ゲット。
飴とチョコ300円で控えめにゲット。
太極棍用に棍棒をゲット。
干支の置物だけは手に入りませんでしたが、年に一度のお楽しみ詰め放題各種はしっかり楽しめました。
スナック菓子のコーナーで、恐ろしいほど詰め込んでいるおばあちゃんふたり組みを目撃。
私たちひよっこ組が圧倒される中、「私ら慣れてるからね!」とおばあちゃん。
詰め方の極意を伝授された私たち。
隣のお姉さんは、おばあちゃん先生の合格をいただきレジへ向かった。
そんな仲間意識も生まれる詰め放題コーナーです。


正月3日は家で大人しく箱根駅伝を観戦し、その後ゆっくり初詣に行って鐘を突いてきました。
帰りに奥さんに元旦の報告に、‘あずっこ餅’のおすそ分けと福袋の箱入り菓子を持って寄ってきて。

おみくじによれば、今年の運勢は「事なかれ主義」に徹して大人しくしてなさい、とのこと。
「実力もないのに分不相応な高望みをするな、謙虚になれ」とも。
書道展最高賞を願っただけに耳が痛いです。
「まだまだ努力努力」とも書いてありました。

神前では父の「健康長寿」と「食欲旺盛」を願い、私の「筆の向上」と「書道展最高賞」を願った。
詰め放題並みにかなり欲張りなお願いなのでした・・・。



1月18日(金)

「物言い」

大相撲初場所6日目、横綱・稀勢の里が引退。
大関・栃ノ心が休場、横綱・鶴竜も休場。優勝最有力と思っていた御嶽海が負傷。
好調だった錦木も2敗となってしまった。結局、白鵬かよ・・・。
というか、審判等どもは白鵬に媚びてないかい?
きわどい取り組みで相手方に軍配が上がると、決まって物言いをつけて、白鵬を勝者にしてしまうのはどういうことなのか?
行司の軍配どおりでいいじゃないか。
なんでわざわざ物言いをつけるんだっ!?
今場所でも、栃皇山と錦木の2回ひっくり返されてる。
まったくもって、審判団に物言いだっ!
白鵬に限ってなんて不自然極まりない。
それから、曲げの反則にについても、故意じゃないのは明らかで、
指が引っかかっただけで負けにしてしまうのはいかがなものだろう?
取り直し案があってよいのではなかろうか。今後、協会で話し合って欲しい。
とにかく私は今場所の審判どもには失望している。
物言いじゃ!



御嶽海が3休明けで再出場という時に、なんで絶好調の白鵬に当てなきゃいけないんだっ!
勝ち越しして地位を守りたい一心で再出場してきたというのに、なんで白鵬?
休み明けでいきなり白鵬と当てて、怪我悪化させたいのか?
そこまでして白鵬の肩を持ちたいのか?
なんなんだ?
取り組み編成に物言いじゃ!
殊勲賞、技能賞、敢闘賞は全部御嶽海で決まりでしょ。



結局、御嶽海が白鵬に勝ったから良かったものの、それから3連敗で白鵬欠場。
貴景勝に負けたときの白鵬の無様ったらなかったね・・・。
2敗玉鷲と3敗貴景勝に優勝はしぼれたわけだけど。
この一番で、千秋楽になんで、玉鷲と遠藤なんだ?
遠藤はこの場所、久々好調で二桁11勝あげられるかどうかというところに、なんで玉鷲?
遠藤は前頭9枚目だよ?
他にいるだろ!
取り組み編成に物言いじゃ!



それから貴景勝に大関がかかってるなんて言ってるけど、早いだろ。
関脇になって33勝しなきゃ。
そんなだから、大関どもが弱すぎるんだよ!
相撲協会に物言いじゃ!



1月31日(木)

「チエちゃん」

先日、離れて住んでいた叔母を亡くした。
父の姉で、私が小さい頃は行き来していたが、叔母も高齢になり交流も薄れていた。
数年前に夫を亡くした叔母は、独り暮らしをしていた。突然の訃報だった。
通夜と告別式に参列するため父の代理ということで1泊2日で行くことになった。
通夜の席に横浜に住むいとこの娘、チエちゃんが来ていた。
チエちゃんとは8歳ほど年がはなれていたが、小学校の頃、夏休みに家族で帰省した時にはよく遊んだ。
具体的に何をしたかまでは記憶になかったが、楽しかった思い出として覚えている。
そのチエちゃんも結婚して嫁いで子供も大きくなって、立派なお母さんだ。
懐かしく、幼い頃の話しになった。
夏休みの宿題をみてもらったことや、その時塾の先生のように「ここからここまで明日ね」と手厳しかったこと・・・。
私の家の茶の間の壁の色やテーブルまで覚えていて、母が作ったシソジュースを飲んだということ・・・。
その茶の間には、私が描いた絵が飾られていて、それは賞をとった絵だったということ・・・。
「・・・チエちゃんすごい記憶力!(驚)」

私は小学生の頃に、家族で今回亡くなった叔母の家に泊まったことがあった。
何か用事があって出かけたに違いないが、用事が済むと、横浜のチエちゃんのお父さんが鎌倉に案内してくれた。
そのチエちゃんのお父さんも数年前に亡くなられたのだが。
かろうじて覚えているその時の話しをしたら、チエちゃんも覚えていて、私の姿が見えないので誰かに聞いたら
「あの時、tuziちゃんのお母さんと高島屋に筆を買いに行った、って聞いて「おもちゃとかじゃないんだー、」って
驚いたの覚えてる」と・・・。
「ほんとお?筆?ぜんぜん覚えてないー!」
tuzi)「田舎じゃ、筆も手に入らないから欲しかったんだろうね(笑)」
それにしても、チエちゃんの記憶力はすごい!
聞いても思い出さない私って・・・。なんと漠然と生きてることか。
チコちゃんに叱られる、じゃなくてチエちゃんに叱られるですね。
実際のチエちゃんは叱ったりせず、ただ優しく微笑むだけでしたけど。
ボーっと生きてんじゃねえよ!わたし・・・。



3月4日(月)

「ふーさん」

2005年を最後に中国に行っていない。
母が病気して以来だから・・・14年!!
私は中国が好きなものだから、もはや禁断症状が出始めている。
行きたくても行けないから、地図帳でシュミレーションしてみたり、旅行社を覗いては行けもしないのに
中国に限らず行きたいと思う国のパンフレットをもらってきては眺め・・・。
先日、パソコンにあるアドレス帳を整理していたら、太極拳で知り合った北京のふーさんのメルアドが残っていた。
ふーさんは超エリートで、秀才。
北京大学卒、英文学博士、イギリス、アメリカの大学で教鞭をとったこともある。
社会科学院にオフィスがあるが、毎日はいない。
たまたま、出勤していた時にアポなし突撃訪問をした。それが2005年のこと。
よくあの膨大な部屋数の中からふーさんの部屋を見つけられたものだと、自分の動物的勘に感心したのだった。
(詳しくは旅行記2005年北京)

あれからもう14年も経ったのか・・・。
このメルアドが生きているとは思えないが、懐かしさからメールを送ってみた。
以下、中国語のやりとりです。

ふーさん。
私はtuziです。日本人です。一緒に太極拳しました。覚えてますか?
お久しぶりです。お元気ですか?
今はどこに住んでますか?

なんと返事が来た。
メルアドが生きてたことにびっくり。

おー!tuzi樣。お久しぶりです!元気ですか?
私は北京○○区に住んでます。一緒に太極拳した公園には何年も行ってません。。
また北京に来るの?その後太極拳はしてる?

北京に住んでいたか。
以前は北京から少し離れた地区に住んでいたはずだけど、今は中心地に住んでるのね。
さすがエリートや。

ふーさん。
私は元気です。2005年から中国に行ってません。なんと長いこと!
とっても中国に行きたいです。でも、高齢の父をひとり置いてはいけません。
なので中国はおろか、どこにも行けません。しかたありません。
太極拳はしてます。最近「短棍」を練習し始めました。面白いです。
あなたは毎日太極拳してますか?

なんと親孝行な!
私はずっと日本に行きたいと思ってるけどなかなか機会がありません。
あなたはよく太極拳の勉強してます。学んでいるものがたくさんある。
私は毎日太極拳してます。でも年数の割りに得てるものは少ないかな。

いやいやいやいや・・・。
ふーさんの功夫は凄いんです。私なんか比較にならない。まるで子供だましの太極拳だ。
今も毎日してるんじゃ、その差は広がる一方じゃ・・・。

14年会ってないふーさん。どう変貌してるだろうか。
あ〜あ。。。中国に行きたいな。。。



3月10日(日)

「深夜0時」

私は石が好き。
川原で綺麗な色の石を拾ってきてペーパーウェイトにしたり、底が平たい大きな石は習字用の文鎮に最適。
もちろん、宝石も好き♪
指輪ならゴロッと大粒の石がついてるシンプルなのが好み。
1995年、初めて香港に行った時、観光の一環で貴金属店に連れて行かれた。
高級すぎて手が出なかったが、均一セールでオパールの指輪を購入してきた。
今思えばお買い得だったと思う。だって、石の色が濃くて質の良い色をしてるんだもの。
最近ブラックオパールということが判明。
とても気に入ってるが、中指にはめられていたものが、今ではピンキーリングにしかならない・・・(爆)

ある日、チャンネルをランダムに変えてテレビを見ていたら、たまたま宝石のテレビショッピングをみつけた。
何気に見ていたのだが、ハマってしまった!
MCのうさんくさいトークに、値段が出たときの解説の人のわざとらしい驚き。
いや、これがなかなかクセになるのだ。
私が見つけたのはたまたま昼の時間だったのだが、毎晩深夜0時から2時までが本放送。
レコーダーがないので、毎晩生放送で見てます。いい加減寝不足です。
購入できるわけでもないので、やめようと思うのだが、結局見ちゃうのよね〜。
見逃したくないとさえ思ってしまうから不思議。
とても私に買える金額ではないので見てるだけ〜、なのですが、いつか口車に乗せられて買ってしまいそうで怖いです。
完全にハマってしまいました!
誕生石に合わせて放送してるらしく、今は4月お届けでダイヤが主流です。
ダイヤ、っていろんな色があるのですね。知りませんでした。
ピンクダイヤとか、ブラウン、チョコレートとか・・・、透明だけじゃないんですね。
ダイヤの取引も世界3ヶ所らしいです。
ニューヨーク、イスラエル、アントワープに全世界のダイヤが持ち込まれるんだとか。
ちょいちょい勉強になります。
先日は、緑のエメラルドが紹介されてました。
透明感の深いグリーンだけかと思っていたら、そうでもなくて、不透明なエメラルドもエメラルドだとか。
また原石そのままジュエリーにしてみたり・・・。
でも、不透明でエメラルド言うなら、翡翠のほうがよっぽど良くない?
やっぱりエメラルドは透明感の深いグリーンが良い。
とまあ、良いなあと思った石は高額すぎて、とても手が出ないんですけどね。
今晩もまた見ちゃうんだろうな〜。
私はパールには興味ないのですが、バイヤーの話を聞いてると、やはりちょいちょい勉強になるから結局見てしまう・・・。
このマイブームがいつまで続くか分からないけど、
今晩も深夜0時が楽しみ♪



4月2日(火)

「自然破壊」

宝石チャンネルを見始めて1ヶ月ほどが経ちました。
かなり詳しくなりましたよ。
宝石にはそれぞれ原産地があります。
で、その原石のことが知りたくて、鉱物の本を読んだりなんかもしました。
宝石というけど、やってることは私が川原でキレイな色の石拾うのと変わりないわけじゃない?
ただ、私の石拾いはタダだけど、宝石となると莫大なお金が動いてくる、ってわけで。
金儲けのためにとんでもない機械で掘って掘って崩して切り崩して・・・
一山切り崩しても、ほんのわずかな石しか採れない。
地中を掘って掘って空洞をいくつも作って掘り進めても、ほんのわずかな石しか採れない。
完全な自然破壊です
宝石は鉱物です。
ただの岩石にくっついて化石化したり結晶になっていたりする、地球の贈り物です。
もともとは採れていたのに、枯渇してしまったなんてことを聞きます。
採り付尽くした
悲しいです。
人間の欲深さには底がありません。
鉱物だから、化学式があります。
なので、天然石に似せた人工石も作れるわけです。
だけど私たちは天然の響きに弱い。皆が欲しがる。騙される。
天然石なら、エメラルド、サファイア・・・に拘らず、石の持つ魅力が楽しめるのではないか。
私はそんな風にも思います。
それが、いわゆるパワーストーン。
特別名前はないけどキレイな石に名前をつけてる、ってことで。
それでいいんだと思います。
先日ネットで、「スギライト」という名前の天然石をみつけました。
紫にグラデーションがかかった不思議な石で、安かったので購入しました。
届いてみると、まるで小豆っ粒でした。
紫にも見えないし、グラデーションなどまるでなし。第一艶がまったく無い。
どこをどう見ても要らない
返品を申し込んだら、写真を送ってくれとのこと。
写真にして拡大してみると、なるほど紫っぽくてグラデーションも見えるから不思議。
パソコンで拡大すればの話しで、実際はやっぱりパサパサの小豆っ粒
結局、送料自前で送り返した。
誰かが言ってた「安いのには理由がある。高いのには理由がない。」は本当だ。



4月18日(木)

「アフタヌーンティー」

友人と久々にお茶することになった。
友人はこの田舎で珍しいオシャレな喫茶店を見つけてくれて、そこでアフタヌーンティーをすることになった。
そもそも‘アフタヌーンティー’はランチの後の‘午後の紅茶’という意味かと思っていたが、
この喫茶店の‘アフタヌーンティー’は‘ランチ’だそうで。なんだかイマイチ意味が分からない。
ま、そんなことはともかく、友人の概算2,600円相当のランチとはどのような代物なのか。
聞けばパンとケーキのみというではないか。
このご時世、2,600円もあれば居酒屋で飲んで食べられるというもの。
そもそもランチに2,600円もかけたためしがない。

メイン道路から細道に入って、林の中の蔦の絡まる小さな洋館。
中世ヨーロッパ感漂う店内。
友人が予約をしてくれていたので、暖炉そばテーブルのふかふかソファに案内された。
20種類はあろうかという中からお茶を選ぶ。
友人はこの日満開の桜にちなんでサクラティー、私はロンドンミルクティにした。
自分好みのカップも選べるとのこと。
どれも素敵だったが、私は水色の口の広がったカップをチョイスした。


お茶が運ばれてきて、いよいよ菓子の登場。
段々に盛られた菓子はまさにイギリス式!?
これは・・・1995年香港のペニンシュラホテルで目撃したあの段々ではないか!?
「あっしには関わりねえこってござんす」と思っていたあの段々が、24年経って目の前に運ばれてくるなんて・・・。



お作法は知ってるのよ。
下段のサンドイッチから食べ始めるのさ。
味?
んん〜?
ふつう。
久々に会った友人と話しながらのティータイム。
こんなんも悪くないと思えてくるから不思議。
2段目はスコーン。バターとジャムをつけていただく。
味?
ふつう。
てか、スコーンを食べたの始めてかも・・・
ゆっくりお茶しながら食べてると、けっこうお腹いっぱいになるもので、朝食食べてこなかったけど、
上段のケーキもボリュームがあって食べきれそうにない。
そう思っていたら、何度か来店している友人が「持ち帰れるから」ということで、包んでもらった。
ねえtuzi・・・次回、香港に行ったらペニンシュラで段々のアフタヌーンティーする?
いやー、あっしは飲茶(ヤムチャ)でいいわ・・・。






4月30日(火)

「おばあちゃんとタンザナイト」

深夜0時から始まる宝石チャンネルを欠かさず見ています。
てか、横になって見ているので、気がつけばほとんどが眠ってる状態です。
でも、面白い石が紹介されればメモしたり・・・。
そして、これまで紹介された石の中で、私の気をひいてはなさないのがタンザナイトです。
世界中で唯一タンザニアでしか採れない、青紫が美しい石です。
正確にはゾイサイトという石の中で、青紫が美しく出てる石をタンザナイトと特別に名づけて呼んでいます。
大きなものもありますが、不透明でカットもされないのがほとんど。
好みもありますが、やはり宝石は透明感が命。
テレビの画面越しではなくて、いつかこの目で見てみたいものです。


ところで、話しはガラッと変わって。
昨日、お祭りに行ってきました。
年に一度のお祭りですが、今年は人出が少ないのか、時間帯の関係なのか、スイスイ歩けました。
天気にも恵まれ、私は黒い帽子に黒のサングラス姿。
ちょっと立ち止まって金魚すくいを眺める。
小学低学年の女の子がジッと紙網を構えて金魚を見つめています。
・・・なかなかすくわない。
かなり慎重だ。
・・・まだすくわない。
ええいっ、面倒だ。
とても見ちゃいられない。
私はいつものコースで先を急いだ。
まずは、おやき。
それから草もち。売り切れてました。仕方なく餅を購入。
山菜も売り切れてました。
たこ焼き。
わたあめ。
今年は追加でフランクフルト。
そして帰りがけにまた金魚すくいに立ち寄る。
今度は少年が座り込んだところだった。
やはり慎重だ。
なかなかすくわない。
「おにいちゃん、この赤白カワイイよ」と指差す私。
すると、私の横で眺めていたおっさんが、「浮かんでこないとな」と話す。
すると少年、赤白のカワイイ金魚をすくった!
「おおっ、上手いっ!」
すると隣のおっちゃん、
「おばあちゃんが言ったとおりの金魚すくったね」と。
サラッと聞き流したけど、あなた今私におばあちゃん、て言いましたよね?
ついに私もおばあちゃんに見えちゃったか・・・。
黒の帽子がダサかったからですか?
それとも全体の風貌がおばあちゃんでしたか?
それともわずかにのぞいてた口元がおばあちゃんだったのですか?
そこで「おばあちゃんと千鳥のノブ風にツッコミを入れたいところを、グッとこらえて少年を見守る私。
少年は続けざまに2匹目をゲット!
いい感じのまだら模様の金魚で、私も思わず「うまいっ」
まだ穴のあかない無傷の紙に
「まだ余裕じゃん」
「次は尾びれがヒラヒラがいいんじゃない?」とちょっかいをだす私。
少年はしばらく金魚を見つめていたが、あえなく失敗。
2匹ゲットで終わっちゃった。
私とおっさんのギャラリーが煩すぎましたかね?
少年も金魚を眺めながら「あの、おばあちゃんさえ黙っててくれれば・・・」とつぶやいたかも・・・。



5月1日(水)

「ばあちゃんの休日」

今年は10連休の大型ゴールデンウィーク。
しかも今年は元号が変わるというので、あたかも大晦日、正月のような浮かれっぷり。
例年なら、前半書道講習会と後半太極拳講習会で終わってしまうゴールデンウィークが、
今年は10連休とあってさすがにスカスカに感じてしまう。
27日、明日の講習会の準備。
28日、書道講習会。
29日、お祭り。
30日、雨。どっかに行きたいな・・・。
1日。家の中で腐っててもしょうがないので、遊びにでかける。
予定その1、近くの道の駅に行って、限定プリンを食べる。
予定その2、亜炭記念館を見る。
予定その3、日本一大きいお地蔵さまを見る。
予定その4、温泉に入る。
ざっと隣町をチラッと一周の旅です。

家を9時に出発。
昨晩から何度も父を誘いましたが、強く拒否されましたので、ひとりで出かけることに。
10分ほどで道の駅に到着。
29日のお祭りで買いそびれた草もちをここでゲット!
で、プリンは?
探しても見つけられないので、レジの人に聞いてみる。
「届いてないですねえ・・・」
限定なのに届いてない、ってどういうこと?しかもかなり無責任な態度。もういいや・・・。

次の亜炭記念館は道の駅に併設されているので、そちらに向かう。
「誰もいないんですけど・・・」
しかも無料。
亜炭てなんだろう?石炭なんら知ってるけど亜炭てなに?
説明ビデオによれば、亜炭は地表近くに存在し、「燃える土」と呼ばれる鉱物。
その昔は、風呂を沸かす燃料として使われるくらいだったが、戦中戦後は重要資源として国が管理統制したのだそうです。
現在は、亜炭に変わる、石油だったり太陽光だったり・・・新たな燃料に変わってきたので、採掘はされていない。とのこと。
なかなか面白かったです。


館内ホールに展示されている巨大亜炭は重さ10t!


ガスが発生する危険な坑内での労働

お次は、日本一大きいお地蔵さまなんですが、道の駅でももらった地図にも案内にも載っていない。
館内の受付で聞いてみた。
「事情があって閉まってるんですよ」
え?
それじゃあ、見れないんですか?
「いえ、外から見えるポイントがあることにはあるんですが・・・」
なんとも歯切れが悪い。
とにかく教えられたとおりに行ってみることに。
なるほど、お堂は荒れ果て草が生い茂り・・・不動産の「売り地」の看板が立ってるではないか。
正面にまわると、「私有地につき立ち入り禁止」と鎖がはってある。
その手前のブロックにお線香が手向けられていた。
私もお賽銭を供え、手を合わせる。
後に漏れ聞いたところによれば、このお地蔵さん、本当はもっと遠くに行くはずだったのだそうだが、
なぜか、ここの地で動かなくなったのだそうで。
それで、ここに安置されることになった、というのがいきさつだそうで・・・。


門から中は立ち入り禁止

「さて、あとは温泉に入ってゆっくりしよう」
時刻はまだ10時30分

温泉に到着。
薄緑色のお湯。
熱くもなく、ぬるくもなく、ちょうどいい湯加減。
「ふわ〜、気持ちいい〜」
連休だというのに空いているのもいい。
大好きなサウナにも入って、熱めの露天に浸る。
おばあちゃんのくせに無理しすぎたかな?
疲れた・・・。
休憩所で横になる。
そしてまた湯に浸る。
2回入浴してもまだ11時少し過ぎたばかり・・・。
30分ほど横になって、お昼ごはんを注文した。


かき揚げうどん

午後になったら徐々にお客さんが増えてきたので、もう一度あたたまって帰り道につく。
まだ1時だ。
道の駅でもらった簡単な地図に、帰り道に寄れそうな神社が載っていた。
御朱印帖も持参してきたので、寄り道することに。
ところが、着いてみると誰もいないし、どこが社務所なのかもわからない。
結局、境内に私ひとり。
鐘の音だけが響きわたる。


八重桜が満開の参道。奥にお社があります

・・・ぐるり20km、1時30分到着。
父は昼ごはんも食べずに、私が何か買って来るだろうことを期待し、指をくわえて家の中で腐ってました。
これにて私、ばあちゃんの休日、終了。



5月20日(月)

「初めての運動会」

私の住む田舎の小学生は、1年生から6年生まで全児童70名ほど。・・・らしい。
私は独り者で、子供もいないので小学生の人数など知りようもなかったのですが、
以前小学生と書道を習った時、古い話しではあるが、現在も70名くらいかと思う。
ともかく、小学生の人数が少ないので、運動会は地区住民の運動会と一緒。
プログラムも小学生と交互に地区対抗という形で進行している。
・・・とはいうものの、私はこれまで一度も参加したことないし、見に行ったこともない。
地元なのに、校舎が新しくなってから一度も小学校に行ったことがない。
子供がいないので無縁なのです。
地区対抗の住民参加の出し物にも声が掛からないので、参加することもない。
とにかく運動会は無縁。
そう思っていたら、地区の係りという若者が、突然我が家にやってきた。
「(どこの人だろう)」
その初対面の若者がいうには、運動会に参加して欲しくて訪ねたという。
「え?私?父じゃなくて私?」
父は高齢者の種目に長年参加していたから、てっきりその話しかと思ったら、父じゃなくて私なんだと。
「で、種目は?」
「年代別リレーなんですけど」
「リレー?無理無理!(汗)」
私の運動オンチを知らないね?!
走るのが恐ろしく遅いのだ。
小学校の頃はさすがにビリッケはなかったけど、5人中4番が定着。
そんな私が、運動会のトリ、花形種目のリレーになんて出られるわけがない。
「ほかの種目なら協力できるんですけどね」
「玉入れはどうですか?」
「玉入れなら協力します」
という安請負をしてしまった私・・・。
7地区対抗なので、参加人数をそろえるのも大変なんだろうと思う。


運動会当日。
晴れて運動会日和の日曜日。
玉入れの1時間ほど前に自転車で出かけた。
いやはや居心地悪い、ったらない。
だって、テントには知らない若者ばかり・・・。
同じ地区とは思えないほど、ビックリするくらい知らない若者ばかり。
だからって挨拶するわけでもなく、おそらく子供が小学生でPTAの若者なのだろう。
嫁は分からなくても、ここで生まれただろう若者の顔も誰一人知らない・・・。
もちろん、向こうだって私のことなど知らないだろうが。
とにかく居心地が悪い。
知った顔はなくはないが、年配の人たちばかり。
それにみんな家族連れ。孫が中心のレジャー。
ここは、ひとりで来る所じゃないのだ!
とにかく時間が長く感じられて、あまりの居心地の悪さに
「ねえ、誰かと変わってもらえないかしら?」と言ってみた。
「なにか用事あるんですか?」
「・・・いや、そうじゃないけど。若い人に代わってもらったほうが・・・(ごもごも)」
「できるだけ地区の人に出てもらいたいので、お願いします」
「・・・そうですか。わかりました。(がっくし)」


ようやく、玉入れの時間になった。
女5人、男5人の計10人選手なのだが、私以外の女4人がどこの家の人か分からない。全滅です・・・。
一方、男5人は全員知ってるのよね。だって年配者ばっかだから。しかも区長までいたから。
入場。
玉入れのかごがセットされる。
「高っ!」
つい、声が漏れた。
横にいた副区長も「高いなー」と。初めてなんだろうか・・・。
競技開始。
ぜんぜん入らん。
5,6個をバッと投げ入れる作戦の人もいるが、とにかく入らん。
1回戦は1個も入れられずに、2回戦でまぐれで1個入ったくらいで、終わってしまった。
区長は「来年は練習するぞ!」といきまいている。
ふ〜、これで居心地の悪いのから開放された。一目散に帰宅したことは言うまでもない。
あんなに居心地の悪さを感じながらも、玉入れ自体はけっこう楽しめた。
来年も依頼があれば、ぜひ参加したいと思う。
居心地の悪さだけが難点なんだなー。



6月1日(土)

「クーリングオフ不可とは?」

深夜に始まるジュエリー通販の番組を飽きもせ毎晩見続けている。
私が購入できる額ではないので注文することもないだろうと思っていたのだが、
タンザナイトという石に魅了され、どうしても欲しくなった。
1ctほどのネックレスが紹介され、これならギリ買えない額でもない。
思い切って注文した。
その後、ネットで検索したところ、番組で紹介された額より安く手に入れられることが判明。
キャンセルしようと思い、電話をしたところ、
注文したその日の11時59分までじゃないとキャンセルは受け付けられません、とのこと。
仕方なく、7週間待つことに・・・。

やっと商品が届いた。
注文したのが3月末。商品が届いたのは5月中旬。
期待して開けてみたら・・・
「・・・ん?」
まず、1ctというには小さい。
テレビで紹介された1ctより小さく見える。
1ctあるのかもしれないが、モデルさんが着けたのよりはるかに小さく見える。
そして何より、石の色が悪い。
これは致命的だ。
タンザナイトはブルーが強めで紫がかってる、というのが私の印象。
ところが、届いた石は紫が強すぎる。
あたかもアメジストのようだ。
これはタンザナイト・ゾイサイトではないのか?!
タンザナイトはゾイサイトという石の中でも厳選されたブルーの石を指す名称だ。
小さくて色が悪い、気に入らない。
8日以内の返却であれば受け付けてもらえる。画面にそう出ていたはず。
さっそく電話した。
ところが、返却が受け付けられないというではないか。
この番組では超高額商品以外は「返却不可」の表示がある。
しかも電話の男性が言うには「オーダー品ですので」と。
なぜに?
なぜにネックレスがオーダーなのさ?
しかも、こんな色のタンザナイトじゃタンザナイトじゃないよ。
そう心で毒づいていたが、「そうですか。ではまた宜しくお願いします」と口走っていた。
完全に諦めた私。
ここで粘ったところで、受け付けてもらえそうにないと判断したのでした。
やっぱりヤクザな商売なんじゃないか?
昔、訪問販売で宝石屋がうろついていた時代があった。儲けが大きいのだろう、一財産こしらえた人がいくらもいた。
そのことがとっさに頭をよぎったのだ。

それにしても、消費者を守るためのクーリングオフも、「返却不可」と表示しただけで効かないのなら、
買い手は売り手を信用するしかなく、売り手が表示以外の少々粗悪な品を送ってきたとしても
買い手は泣き寝入りするしかない、ってことなのか?
そんなこと納得いかないんですけど・・・。
今回は私の判断ミスということで、初めてのタンザナイトは手元に置いて、
これを教訓に今後は番組から購入することを控えようと思う。
そうはいっても、見ちゃうと欲しくなっちゃうのよね〜。
これが、10年も前の私なら、ジュエリーに興味などまったくなかったのに。
むしろ、手や首に触るものなど不快でしかなかったのに。
現在もそうですが、時計を身に着けることはない。
それがいまや、指輪も、ネックレスも、欲張って大きい石が欲しい♪と思うから不思議。
年齢とともに趣味趣向って変化するんですね。
今の私なら、母とジュエリー談議に花を咲かせられたのにと思っています。
きっと母ならお金に糸目をつけず即決で購入を決めていたことでしょうし、
1ctごときでガタガタ言うこともなかったことでしょう。
私は気持ちがみみっちいので、母のように勇断は出来ませんが、
これからもささやかながらジュエリーを楽しみたいと思います。



6月15日(土)

「インドのからの風」

5月は立て続けにジュエリーを買いすぎてクレジットの支払いがとんでもないことになってしまった(泣)

3月から偶然見つけてしまったジュエリー番組を見始めて、その時はただ見ていただけだったし、
買おう、などとは思いもしませんでした。買うつもりなど毛頭なかったのです。
石を紹介する番組が楽しくて見ていただけだったのです。ほんとに。
なので、チェーンや真珠の紹介に入ったら寝る。
深夜12時から2時間の放送で、だいたいが後半はチェーンや真珠の紹介に切り替わります。
ダイヤモンドにも興味がなくて、私の興味はピンポイントでカラーストーンのみ。
番組をぼんやり聴いていただけでも勉強になるのだけど、併せて鉱物の本もあれこれ読み始めて、
本からも石のことが少しは理解できるようになりました。

そもそも私は体に金属を身につけるのが嫌いで、時計すらしない派だったのです。
若い頃、ブランドのアクセサリーや、着けもしないのにその昔は指輪もかなり買ってました。
しかし指輪にいたってはサイズが小さくなってしまい、いまやピンキー状態。
そんな私が、宝石の類が欲しくなるなんて若い頃の私には考えられません。年をとる、って恐ろしいですね。
しかも、巨大石が欲しい、って思うんだから・・・。

およそ30年ぶりに購入した指輪第1号は、ペリドット4ctでした。
インターネットで探したペリドットは若草色の石で、なぜそれにしたかというと、4ctあったから。
日本の会社なので、ビギナーの私としては安心かなと・・・。
4月始めに届いた石は、素晴らしい輝きで、脇石には透明トパーズがあしらわれています。
さすが4ct!見ごたえ十分です。手堅く1勝。

これに気を良くした私は、次にスギライトの指輪を注文しました。
日本の会社ですが、おそらく中国の人の会社と思います。これは大失敗。
画面で見た色とまったく違って、小豆っ粒のようで安っぽかった。実際安かったんですけど。いくら安くても要らないな、と思い返品。
返品代だけが無駄になってしまった。1勝1敗。

その次が、憧れのタンザナイトです。(tuzi now6月1日)
でも届いたには注文後7週間も経っており、実際届いたネックレスはct数も怪しいし、色だってどう見てもゾイサイトだった。
モデルさんが着けていた時とは印象がかけ離れている。
返品不可ということで着けて楽しむしかありません。引き分け。1勝1敗1引き分け。

ナイジェリア産クンツァイト、ペンダントトップ。
大きいんだけどカボションなので、発送前にキャンセルしてしまった。
これも引き分け。1勝1敗2引き分け。

スイスブルートパーズ2.3ct。指輪です。
ブルートパーズには代表的な3色がありまして、スカイブルー、スイスブルー、ロンドンブルーです。
スカイブルーだったらトルマリンだし、ロンドンブルーならサファイアを買ったほうが、と思い、かぶらない色としてスイスブルーを選んだ。
ニューヨークから届いたその石は輝きが強く、大きさも十分、大変気に入ってます。
おそらく照射処理されてるのでしょうが、2ct以上の見事な輝きに大きく1勝。2勝1敗2引き分け。

アメシストペンダント9.5ct。
9.5ctもあれば立派だろう、と思って注文クリック!
イギリスから届いたそのアメシストは確かに大きいけど色が薄い。石が薄いんだね。
ちょっとイメージと違ったけど、まあ、返品するまででもないか・・・。面倒だし・・・。
かろうじて1勝。3勝1敗2引き分け。

ロンドンブルー0.95ctリングが信じられない安さで。これも中国からです。
私が石を選ぶポイントは、まず天然石であること。
できるだけ、加熱やインハンスメントがなく、トリートのされていないもの。石によっては産地を気にする。
今回のロンドンブルーは画面の色とまったく違って、暗く、輝きもまったくないものでした。
これは天然なのだろうか?とさえ思う石でした。安いからこのまま普段使いしようと思い返品はしませんでした。
炊事のときもはめっぱなしです。中国には要注意!
スギライトといい、出品者は違うけど今回のロンドンブルーといい、どちらも中国製。
中国に完敗。3勝2敗2引き分け。

私の購買意欲は衰えるどころか、ついに禁断のエメラルドへ突入!
エメラルドは難しい石です。
お金に糸目をつけないなら簡単な話しです。最高級品を購入すればいいだけのこと。
どんな石でもこのことは同じ。
でも、私のように天然石で、できるだけ、加熱やインハンスメントがなく、トリートのされていないもの。
産地を気にする。ような貧乏人が手にするようなエメラルドなどあるだろうか?
エメラルドはとにかく希少性も高く高価ですからね。
インターネットであれこれ見てたら、目が留まった数点が、同一出品者と分かった。
エメラルドはとにかくインクルージョンが多い石です。
ですからインクルージョンを消すために天然の石を油に浸したり(含浸)時には色を濃くするためにトリートメントしたり・・・。
ただ、こういったエンハンスメントをすると、長年のうちに元の状態に戻ったりするらしいです。
ですから、なるべくなら採掘された原石のまま研磨された自然のままの石であるのが望ましい、と私は思うのです。
といっても、クリアな透明度を持ったエメラルドの原石はほとんどありません。
エメラルドの産地として名高いコロンビア。コロンビアのエメラルドは透明度が高いので知られていますが、
どちらかというと、ブルーがかっているように思われます。
私が望む草色の緑じゃない。そういう意味では透明度には欠けますが、ブラジル産。
でも、ブラジル産は緑は緑でも暗い深緑のような気がします。
私の目に留まったのは、ザンビア産でした。その草色は、私が理想とするエメラルドの色です。
注文クリック!
ほどなく注文確認のメールが届きまして、なんと山梨県でした。電話番号も記載されており、
出品者に電話でザンビア産のエンハンスメント等を質問してみました。
山梨県といえば、宝石技術に関しては江戸時代から続く宝石県として知られている。
間違いないでしょ!
届いた1.3ctのエメラルドリング。画面どおり過ぎて透明感はありませんが、見事に燃えるような草色。
これで透明度があったら言うことなしなんだけど・・・。透明感がないため、翡翠に見えてしまいます。
カットだけでエメラルドとかろうじて見えなくもない。ここはエメラルドに免じて1勝。4勝2敗2引き分け。

この後は失敗の連続で・・・。
以前アメシストを購入した同じイギリスにタンザナイトの指輪を発注。
しかし、思い直して数時間後速攻でキャンセルしたにもかかわらず、何の返事もない。
またキャンセルのリクエスト入れたにもかかわらず、またも返事なし。
そうこうするうち数日後、発送のメールが。
その翌日になって、キャンセルが間に合わなかったというメールが届くという、なんとも対応が鈍い出品者。
さて、届いたタンザナイトのリング。
なんともお粗末。石の色もなってない。
すぐに返品したが、今度は返金がなされない。10日以上経ってもなされないからその旨連絡してようやく返金された。
こう、対応が遅いと、ここの出品者から購入するのはやめようと思ってしまう。
完敗。4勝3敗2引き分け。

つい最近では、スイスブルートパーズのニューヨークにエチオピアンオパールを注文した。
私的にはここの石にも造りにも商品に対して絶対の信頼を持っている。
品質に関しては安心して注文できるものと思っています。ただ、サイズが飛び飛びで、私のサイズが飛んでいるのだ。
今回ワンサイズアップで注文したのだが、届いた商品はかなり大きすぎた。
サイズ交換してもらおうと連絡したところ、往復手数料として2000円弱とのこと。
だったら、一旦返品して改めて注文することにした。返品先はニューヨーク。追跡付、保険付でという指定。
ところが、保険付となると、かなり遠くの郵便局まで行かねばならないことが判明。
宅急便はどうかと問い合わせたところ、海外からは対応してても、日本国内からは受け付けていないとの事。
困り果て、このことを出品者に連絡したところ、日本で受けてくださるとの快い返事。
すぐに返品した。こちらは対応が早くて、すぐに返金された。
が、全額ではなかった。
なぜなのか問い合わせたところ、海外からの送料と関税の一部を負担してもらってるとの事。
そのことは返品キャンセル事項に書いてあるのだろうか?
きっと書いてあるのだろう。
・・・でもなんだか腑に落ちない。
数日経っても判然としなくて、再び問い合わせてみた。
別にクレーマーになるつもりなどないのだが、ネット初心者として今後のこともあるので、どこに記載があったのか?
その金額の算出方法は?と単純に不思議だったから質問してみただけのこと。
お金のことでもあるので、同じような内容でamazonにも同時に相談のメールを入れた。
そうしたら、対応の早い出品者は、今回記載が漏れていたとの事で全額返金してくれるという。
ついては口座と名義人を知らせて欲しいとのこと。
追って、amazonからも返事が来て、トラブルの元になるから口座は知らせないようにとのこと。
あっぶねー。
amazonが責任もって仲介返金してくれるとのこと。amazonすげー。amazonこそが信頼できる。
そんなすったもんだで、高額商品の購入はすっかり懲りました。
返品したって送料ばっかりかさんで捨て銭ばかり(泣)
またも完敗。4勝4敗2引き分け。

以上をひと月のうちに購入したもんだから、今月の支払いが・・・とんでもないことになってます(泣)
返品続きで懲りたはずなのに、やっぱタンザナイトのリングが欲しい・・・。
つらつら見てたら、ほどよいのを見つけた。というか、画面上は天然石だと思うんだけど、それにしては安すぎる。
記述もなんだか、よくわからない。
「タンザナイトの宝石用原石の楕円形の丸型3ストーンリング」
さらに「商品の説明」 がおかしなことに。 
「私はStatement-Stilのデザインとデザインを手がけています。私は完璧なワールです。
材料と品質:Cut cutlelete einenglanzendenルックアウエスワイザーゴールド。
ベストハンター強化Hauttestermoglichtallergikerfreundlich、nickelfrei und bleifrei;
魅力的なSchmuckschatulle ist es das perfekte Geschenk。救急車とサポート:救急車30匹を用意してください。
お客様のニーズに合ったサービスを提供し、お客様のニーズに合ったサービスをご提供しています。
専門家と技術者の協力を得て、お客様のニーズに合ったサービスをご提供しています。
管理人は、彼女または彼女の品種の変種を含む。
プロデュースは、すべての賞賛と賞賛の対象となりました。「リスクフリー生涯修理保証」

うーん?
救急車30匹を用意?品種の変種?
いったいどこの国じゃ?
出品者情報を見たら、全文英字、住所は・・・ジャイプール!(ここだけ読めた)
インドでした・・・。
その昔世界の宝石のさきがけインド。ダイヤモンド世界1号の産出国。
宝石用原石とは天然石という意味ですよね?まさか合成や人工じゃないでしょ・・・?
安いから返品はしないと決め、ダメもとで買いだ!
ええーい、注文クリック!!
インドから届く・・・おこづかいで買えるタンザナイト。
tuzi、インドのタンザナイトで勝ち越せるか?!



8月13日(火)

「タンザの魔法」

おこづかいで買えるタンザナイト。名づけて「おこづかいタンザ」は大成功を収めた!
6mm×4mmほどの石に脇石も1.5mmのタンザ2石のリングは爪の高さといい、立派な造り。
とても「おこづかいタンザ」に見えない。
これに気を良くした私は、もう少し大きめのリングを2個追加注文。
ひとつは、6mm×8mmにホワイトトパーズの取り巻きリング。
もうひとつは3mm×5mmが4石並びにホワイトトパーズがあしらわれている一文字リング。
やはり大きさがあると、ブルーが強くなってタンザナイトらしさが増します。
今はリングに合わせてネックレスを注文してます・・・。

原石のタンザナイトも見つけた。
号数は中途半端だったが、色の良さそうな石を試しに購入することに。
出品者を見たらやはり住所はジャイプールだった。
といっても「おこづかいタンザ」と地区がまったく違う、別のところでしたが。
届いた原石リングは、初め「あれっ?」と思ったが、着けてみると不思議に手放せなく、お守りのような存在に。
原石には不思議な力があるんだと思わせてくれた一点物の原石リング。
たまたま12号だったリングは私のどの指にも合わず、ペンチで自分の小指用に作り変え愛用しています。
そりゃ、研磨してジュエリーに仕立てられれたものとは比べ物にもならない、ただの石コロなのですが、
そもそも私はこういったキレイな石が好きだったんじゃないか。いわば原点。
その後、中指用サイズでもうひとつ購入しました。それは形で選んだ原石でしたが、12号の原石ほど輝きがない。
原石選びもあなどれないのでした・・・。

タンザナイトの魔法にかかったtuzi、もっともっと大きいのが欲しい・・・。
つい最近知ったことなのですが、
どうやらタンザニアで採れたタンザナイトはジャイプールに集められて研磨されるのだそうです。
「ははあ・・・そういうことだったのか・・・」
ジャイプールで研磨されたタンザナイトは人気のあるアメリカなど各国へ輸出されジュエリーに仕立てられるのでしょう。
もちろん、私が購入したようにインド国内で仕立てることも多い。
だから原石も(ただ同然のくず石)もある。ということはうなづける。
私がジャイプールから購入したのは、あながち間違いじゃなかったのかも。偶然でしたけど・・・。
ただ、良石は残っていないのかもしれませんね・・・。
今も昔も宝石の保有は国力の証。



11月2日(土)

「宝石の力」

大変ご無沙汰しました。
8月は何をしていたんだっけ?
仕事が立て込んでいたのかもしれません。
9月に入ってすぐに叔母が危篤の知らせを受けて病院に急行。
父の姉で、隣町に住む叔母は97歳という高齢ながら頭がしっかりしていて、元気に暮らしていたのだけれども、
体調を崩してあっけなく逝ってしまいました。
高齢なだけに、いったんバランスが崩れると回復も見込めない。
叔母の死の直前から、父も体調を崩し、食事も取らないし、毎日病院に通い詰めで検査の予約するにも、
叔母の葬儀と重なったりで、もう大変。
父は具合悪くしてるし、私は父の代理も兼ねて行かねばならないしで、私のほうも胃が痛くなる思いだった。
ちょうど重なってるから始末が悪い。父が欠席で、私が代理するにも限界がある。
なんてったって父の実の姉なのだから、法要膳には私と父が着席せねばならない。
本当に困ってしまった。
そんなこんなで9月が過ぎて・・・。
父の体調もなんとか回復し、いまでは晩酌もできるようになってやれやれ・・・。
10月は、四十九日まで毎週のように叔母のお墓参り。
それに秋の文化祭シーズンでもあって、なにかと気ぜわしく過ごしてました。
今年から地区のコミュニティの文化祭担当になったので、準備をせねばならない。
初めてのことでしたが、実際はパネルの組み立てや解体といった力仕事。
その後、台風19号では全国的に甚大な被害が。
私の近くの川も決壊はしないけど、翌朝見に行ったら堤防まで一面の海でした。
川と堤防の中間に屋外のトイレがあるのですが、水没してました。

さて、私のジュエリー物語はまだ続いています。
叔母の葬儀の席で、父の弟の奥さんが、黒蝶真珠のピーコック(バロック)の見事なネックレスをしていたので
「素敵ですね」と話しかけたところ、
「イヤリングとセットで、一応鑑別書も付いていたのよ。指輪もあるんだけど大きすぎてね」
何ミリ玉か聞き忘れたけど、バロックながらその色合いがとても素晴らしかった。
もちろん本物だし、高額に違いない。
私も欲しくなってしまって、9mm玉で揃えた。指輪は12mm玉。なんちゃって黒蝶ですけどね。
別の日はエメラルドの素敵な指輪もしていて、みてたら私もまた欲しくなっちゃった。
だって以前買ったザンビア産は透明感がないので、まるで翡翠。翡翠にしかみえなくなってしまった。
合わせるネックレスも翡翠にするしかないというような・・・。
エメラルドはネットで石選びは難しいです。奥さんみたいにお金に糸目をつけなければ何とでもなるのですが。
また、久しぶりに会った友人はプラチナのロングネックレスをしていて、私の目を引いた。
高額のジュエリーは人目を引くものです。
宝石にはそういう力がある。
古今東西、自己顕示欲の象徴が宝石なのは自然の摂理。
となれば、私の安物ジュエリーは自己満足に徹しそう・・・。



12月10日(火)

「深夜のお笑い番組」

深夜0時の宝石ショッピング番組を、いまも見続けている。
最近はお笑い番組と思うようになった。
私はダイヤや真珠には興味がなく、カラーストーンだけみたい。
なので、違う商品が紹介されると、とたんに眠気が襲う。
番組2時間のうち半分以上はコタツで寝ている。
それでも、見たいと思うんだから、「宝石」なのか「お笑い」」なのかに惹かれるものがあるのだろう。
番組で知った石を、ネットで購入したりもする。
でも、ネットはやはり写真と現物の違いがありすぎて失敗が多い。
先日もチャロアイトというロシア産の石が紹介された。シベリアで採れるのだそうだ。
紫紺マーブルカラーのその石はとても美しく、ネットで見つけて注文した。
が、届いた石は私が思ったようなマーブルではなかった。てか、紫一色だった。
返却したかったが、面倒なのでそのまま手元にある。
私はそうやって無駄遣いを繰り返している懲りない奴だ・・・。